高崎市のエリアガイド

群馬県高崎市は、平成23年以降、北関東自動車道の全線が開通、高崎玉村スマートインターチェンジの完成、新幹線についても北陸新幹線が金沢まで運行される等、交通手段が増えており、交通手段が新幹線2本、JR線・私鉄線合わせて6本、高速自動車道3本、国道5本が集中する交通網が整備され、交通の拠点都市として発展しています。
高崎駅を中心とした市街地には、イーサイト高崎や高崎モントレー、イオンモール高崎などのショッピング施設が充実している一方、高崎市北部に行くと榛名山や黒岩などの自然が残っている場所もあります。
また、群馬県は昔から全国有数の梅の産地として知られており、中でも高崎市の榛名梅林、箕郷梅林を含む、群馬三大梅林が有名で、花の見ごろである3月上旬から3月下旬や梅の実の収穫時期の6月頃には各地から人が集まります。
自然環境にも恵まれ、地震や風水害が少なく、高崎駅を中心とした平野部では雪があまり積もらないことなど、安全性が高く自然条件に恵まれた都市環境をもっています。

高崎市の歴史

江戸時代には、現在の高崎市の周辺を領した高崎藩があり、高崎城に藩庁がありました。
高崎城は箕輪城主であった井伊直政が徳川家康の命により、かつての和田城の地に築城し、初代高崎藩主となりました。
高崎城は、中山道と三国街道の分岐点にあたる場所であったため、監視を行うのに適した場所であったと言われています。
また、中山道六十九次の江戸から数えて13番目の宿場町である高崎宿が設置され、明治時代以降には鉄道の開通により商業が発展するなど、古くより交通の要所として栄えてきました。
現在でも主要道路や新幹線の分岐点として全国有数の交通拠点都市となっています。

高崎市の観光スポット

高崎白衣大観音

市内を一望できる高崎市のシンボル

高崎観音山丘陵にある白衣大観音は高崎市のシンボルとも言われております。
山頂の標高190mの地点にあり、市街地を一望できます。
観音像は鉄筋コンクリートで造られており、高さ41.8m、重さ5985tで建設当時は世界最大の観音像でした。
以来、北関東の観音信仰と大師信仰の中心地として有名で、地元高崎市では観音様と呼ばれて親しまれています。
観音像の足元の慈眼院は、高野山金剛峰寺の塔頭寺院の一つで関東八十八カ所霊場第一番札所として多くの参拝客が訪れるほか、
東国花の寺百ヶ寺の一つに選ばれ、約3000本の桜や様々な草花を楽しむことができる場にもなっています。
そして、高崎白衣大観音像の中に入ることができる胎内拝観も人気で、複数の仏像が置いてある中に入り、約150段の階段を上った頂上からは高崎市の絶景を見ることができます。
大人(高校生以上)は300円、子ども(中学生以下)は100円で胎内拝観ができますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、近くにある洞窟観音は、呉服商であった山田徳蔵氏により、一つひとつ、つるはしやスコップなどを使い全て人力で50年の歳月をかけて工事が行われました。
多くの人々が集い、楽しめる霊場をイメージしてつくられた洞窟内は、約400メートルの長さの坑道があり、名石彫であった楽山による39体の観音像や石彫、彼岸をイメージした巨石銘石の空間等があり、神秘的な世界が広がっています。
洞窟観音と一緒につくられた回遊式日本庭園の徳明園は、北関東一の名園として評価されています。
群馬の銘石である三波石を主として全国から集められたいくつもの石造物や巨岩で構築されている中、一部には枯山水もあり、松やさつき等の名木から四季折々の花や景色が楽しめます。
他にも、山田徳蔵氏の北沢楽天コレクションが展示された山徳記念館もおすすめです。

高崎だるま(R)

だるまの生産日本一を誇る高崎の名物といえば高崎だるま(R)。

高崎だるま(R)は、全国生産シェア約80%の170万個が生産されており、ほとんどが高崎で作られています。
だるまといえば、願いをかけて片目をいれ、願いがかなったら両目をいれる、選挙の際に用いられる選挙だるまがよく知られていますが、その他にも、その年の干支だるま、安産だるま、ブライダルだるま、寿だるま、合格だるまなど、人生の節目などの使う用途によってオリジナルにできるのもあり、近年では、日本の伝統に関心を持ってもらえるよう、国内だけではなく海外でも販売されています。
正月には高崎駅西口の駅前通りで東京都調布の深大寺、静岡県富士市と並ぶ日本三大だるま市の一つである高崎だるま市が開催され、よく知られている赤いだるまや各店の創作だるまが並びます。
高崎だるま(R)は群馬県高崎市豊岡・八幡地域を中心に200年前より変わらず職人が1つ1つ手作業で描いており、
群馬県ふるさと伝統工芸品にも指定されています。
形全体が丸みを帯び、ふくよかな形は、古来より日本で縁起がいいと言われている鶴と亀がモチーフになっており、眉は鶴、ひげは亀が表現され、だるまの「肩」といわれる両サイドには「商売繁盛」「家内安全」などの祈願文字が入れられているのも高崎だるま(R)の特徴で、持っている人に福が来るよう正面には「福」の文字が入っています。
また「七転び八起き」と言われ、いくら転がしてもすぐに起き上がり、どんな困難にも対処できる落ち着いた心と忍耐力を表す、大切な守り神として奉り続けられてきました。
高崎市内では、だるまの絵付け体験を行っている店もたくさんあります。
職人さんにしっかりと教えてもらえるので、お子様や絵付けが初めての方でも安心して体験ができるので、ぜひ、名前や模様を入れて自分だけの高崎だるま(R)を作成してみてはいかがでしょうか。

ガトーフェスタハラダ本社工場

群馬県高崎市の銘菓「ガトーフェスタハラダ」の工場見学

群馬県のお菓子で有名なのが、ガトーフェスタハラダのグーテ・デ・ロワというオリジナルブランドのフランスパンラスクで、群馬県内に限らず、全国デパートではいつも長蛇の列ができるほどの人気の商品です。
高崎市のガトーフェスタハラダの本社工場であるギリシャ建築のようなシャトー・デュ・エスポワール(希望の館)は、JR高崎線の新町駅から車で3分、徒歩15分の国道17号線沿いにあり、月曜日~金曜日の10:00~17:00に入館料無料でラスクの製造工程を見ることができる工場見学ができます。
製造ラインの見学では、およそ30~40分ほど見学することができ、工場見学の受付で渡された情報端末で音声ガイダンスを聞きながら、ガラス越しに各製造工程をゆっくり見て回ることができます。
また、工場見学に来館した方限定で、受付にて館内案内のパンフレットとラスクのかわいいシールが貰えます。
コースの途中でラスクの試食コーナーがあり、できたてのラスクを1枚その場で食べながら回ることができ、無料の飲料サービスも設置されているので、コーヒーや紅茶を飲みながら楽しめます。
ガトーフェスタハラダの工場では、日本初のアームロボットを採用しており、1日に120~130万枚焼けるラスクの形や大きさ、重さを瞬時に判断して分けていきます。
工場の隣には、シャトー・デュ・ボヌールという直売所があります。
他の店舗では買えない割れラスクの詰め合わせやラスクのもとになっているフランスパン、ボヌールコレクションという本社建物をモチーフにした箱の焼き菓子の詰め合わせも工場でしか買うことができない限定商品です。
旅行の途中にふらりと立ち寄ることもできるので、ぜひ一度行ってみてください。

ネットからお問合せはこちら お電話からお問合せはこちら